前回、記事をアップした直後にPCが壊れてしまい、この1ヵ月間、PC環境の復旧に忙殺されていました。なのでこのブログも全然読めておらず、話の流れが掴めていない状況で恐縮なのですが、このタイミングで書いておきたいことができたので書かせていただきます。多少辛口が入っているのはご容赦を。
まずはYAHOO!ニュースで拾ったこの記事。
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AKB48:高橋みなみ入院から復帰 峯岸の落語代役にノースリーブス号泣 新曲イベント
(8月3日17時50分配信 まんたんウェブ)
アイドルグループ「AKB48」のユニット「ノースリーブス」の新曲「君しか」の発売イベントが3日あり、体調不良で2日間入院した高橋みなみさんが復帰。イベント恒例のチャレンジ企画で挑戦する予定だった落語はやむなく断念したが、峯岸みなみさんがサプライズで代役を果たすことになり、高橋さんは「知らなかった」と号泣すると、峯岸さんも涙を見せた。
ノースリーブスのイベントでは、「AKB48」の冠番組「AKBINGO!」(日本テレビ系)で共演しているお笑いコンビ「バッドボーイズ」も登場し、昨年11月の3枚目のシングル発売イベントでは峯岸さんがバック転に挑戦、4月の4枚目のシングル発売記念イベントでは、小嶋陽菜さんがテーブルクロス引きに挑戦。見事成功して話題となった。高橋さんは、約1カ月かけて春風亭小朝さんから指導を受け、本格的な落語を披露する予定だった。
高橋さんは「今回落語をリタイアさせていただくことになりました。2日間ほど入院して、みなさんにお見せできるレベルに達しないので、リタイアさせていただきました」とあいさつすると、峯岸さんは「今回は残念ながらリタイアしたたかみな(高橋さん)の気持ちを背負って、今回は私が落語をやります」と宣言。それを聞いた高橋さんは「本当に知らなかった……」と顔を抑えて号泣した。新曲「君しか」は4日発売。
(毎日新聞デジタル)
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うわぁ、友情だなぁ! いや、これは高橋みなみちゃん、本当に感激だったんだろうなあ。こういうニュースに接すると本当に嬉しくなります。ノースリーブスの絆を、というよりも人間の絆の力を強く感じます。この状況で彼女たちが流した涙は間違いなく本物だし、それが美しくないわけがない。
「不安から逃れるために金を遣わされるハメになる」という、ここ最近の秋元康のやり方に失望し、AKBの先行きに危機感を持っていた私も、こういう出来事があると、ちょっと安心できます。おニャン子時代からの相変わらず小細工じみた「コンセプト」なんて、こういう本物の感動の前にはひとたまりも無いのだと、はっきり分かります。
「勝った負けたの選抜総選挙なんて、もう結構!」ってAKBファンのみんなが言い出すくらいの真実の感動に、これからもたくさん触れていきたい。小賢しい演出や企画が作り出す安っぽいショーなんかよりも、もっとずっと大切なものを見せてくれるだけの大きなパワーを、AKBのメンバーたちは皆きっとたくさん持っているはず。だってあれだけ理不尽で情け容赦ない掟だの内部競争だのに普段から晒されているのだから。
コンセプトなんてものはせいぜい「へぇ、面白い着眼点だね」「よく思いついたね、感心、感心」ぐらいのこと。本物の感動はそういう作為からは生まれない。真に人の心を揺さぶるのは、やはり同じく人の心。共鳴するから、意気に感じるから、こちらの心も揺さぶられる。アイドルとは人間の生き様の一形態。決してコンセプトの成果物ではない。生き様に人の真実が表れるから、アイドルに感動する。王貞治やイチローに感動するのと同じ理屈。アイドルを彩るためにコンセプトがあってもいいが、コンセプトのためにアイドルが消費されるなら、それは本末転倒だ。
まあそれにしても、久々に心洗われたAKB関連ニュースがノースリーブス発というのも、個人的には嬉しかった。
(2010.8.3 記す)
実際に参加されてない方は、まず映像を見ていただきたいです。クオリティも要素の一つですし。
ニュースでも一部は流れていましたか、あれではどうかと思います。
team ogiのサイトのイベントレポートはなかなかの出来ですので、興味をお持ちの方はご覧ください。
冠番組で放送されるのが楽しみです。
世の中には、感動する人もいるんですね。
だから、同じような企画が何回も繰り返される。
まあ、芸能界の定番ですから、悪いとは思いませんけど。
定番だけではつまらないので、新しいこともどんどんやって欲しい。
総選挙は古い。もう新しいとは言えない。定番にできるだろうか。
じゃんけんも一度やったら、二度とできない。定番にはできない。
やらせでも感動出来るやらせなら良いと思います。やらせでそれがやらせと分かり且つ面白くもない演出がまかり通る昨今のメディアのありようからはもう少し芸に、演出に磨きを掛けてよと文句が言いたくなるので。
この落語企画のせいで
たかみなは入院してしまったのに
仮にやらせだったとしても、このクオリティなら別にいいじゃないですか。やらせで感動しないなら、ドラマや映画に涙することも出来なくなっちゃいます。
が、やらせに見えた時点で冷める人もいると思います。
・たかみなが体調を崩したのはフィクションである。
・峯岸の代演まで、BINGOで最初からシナリオが書かれていた。
・小朝師匠もそのつもりであり、カメラの回っているときはたかみなに、実際には峯岸に稽古をつけていたし、実際に客前で落語を披露するのはたかみなではないと知っていて末広亭の高座にあげた。
ということですか。
たかみなの体調不良はやらせじゃないでしょう。
入院したと言ってる日、公演後のハイタッチに出ず、次の日も生放送のレギュラー番組である『PON!』を欠席しています。
番組のやらせ企画のために、他の番組をわざと欠席させたり…
なんてことは考えたくないのですが。
で、すぐにUnkownさんが書かれたようなことを私も考えました。
すると、
1.部外者である小朝師匠にそんなリスキーなオファーをするとは到底考えられない。
2.たかみなが見事に落語をやってのければ大喝采なのに、わざわざそんな大掛かりなシナリオを組んでまで峯岸にやらせる積極的意義が見当たらない。
3.体調不良→入院で同情を引いておいて、それがやらせだとバレた時の信用失墜・ダメージの大きさは計り知れない。そんな危険な賭けをするわけがない。
以上から、これは本当だろうという結論に至りました。
芸能界だからって、何でもかんでもウラがあるんだ、みたいには考えたくないですね。